今まで自分の生い立ちのことばかり書いていて実際にボードゲームには
どんな作品があるのかを紹介していきます。
「Dixit」
この作品は頭を使ったゲームではなくプレイヤー同士の感性を
照らし合わせるゲームです。プレイヤーには抽象画が描かれた
イラストカードが配られ親手番のプレイヤーは自分が気に入った
イラストを1枚選びタイトルをつけて裏向きにカードを伏せます。
回答者である他のプレイヤーは自分の手札から親プレイヤーが
つけたタイトルに一番合っている、ふさわしいと思うカードを
選び裏向きのままで伏せて全てのプレイヤーが出しカードを
シャッフルしてから公開。回答者は親プレイヤーが選んだカードを
当ててもらいます。当たれば親と当てたプレイヤーには3点入ります。
もしも全員に当てられる、もしくは全員はずれの場合は親プレイヤーの
責任とみなされ親以外のプレイヤーに2点が入ります。親は順次回って
いきこの手順を繰り返し先に30点に到達したプレイヤーの勝利となります。
このゲームの難しい所は親プレイヤーのタイトルのつけ方にあり
解りやすすぎず解りにくすぎない絶妙な案配のタイトルが求められます。
僕は芸術大学出身で絵や立体物の作品が完成したときにタイトルを
つけるときはその対象物に対して短語で明快にかつ深みを持たせる
タイトルをつけるのは悩ましいのですがタイトルを決めるのは
好きな作業でもあったのでこの作品はそれを再度経験できる
貴重な作品です。絵も独特なよーわからんものばかりですが
美麗でいろんなモチーフが描かれた絵がたくさんあるので
イラストを愛でるだけでも楽しめます。人によってもの事の
解釈の仕方や視点が違うので答え合わせをしている時の
プレイヤーの言い分を聞いている時にその人の片鱗を知る
きっかけにもなります。知恵や知識ではなく「心」で勝負する
玩具なので女性にも人気があるボードゲームの代表格の一つ。